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最初の「前震」から12日、「本震」から10日が経ちました
回数は減ったものの余震も続いています
熊本の皆様は少しずつでも元気を取り戻していらっしゃいますでしょうか
昨日、高校時代からの友人が店に顔を見せに来てくれました
その友人の自宅、ライフラインは復旧したものの
給湯器が故障し、お風呂に入れないとのこと
もうしばらく復旧には時間が必要のようです
当店が立地する保田窪界隈含め
中央区近辺ではかなりの住宅のライフラインが復旧した様子
当店含め個人店舗では営業を再開されているところも増えて参りました
規模が大きいほど被害も甚大
鉄骨造りの建物は高さがあるほど被害も大きく
隣のもみほぐし「りらく」さんや近所の紳士服店「ＡＯＫＩ」さんも
天井が落ちている状態で営業を休止していらっしゃいます
鶴屋百貨店さんの本館も休業中とのこと
そんな状況下での営業再開
正直、まだまだお客様からの認知が低い当店としては
営業するに値するのか…なんてマイナスな考えも出てきたりしました
しかし、今回の地震で人の繋がりの有難さを十分すぎるほど感じさせていただきました
「前震」直後から知人やブランドのデザイナーさんから心配いただき連絡が
タイミングを考えながら前職で知り合わせて頂いた語り部さんや取引先様からのお電話
とてつもない暖かいお言葉を頂き
子供が隣に居なければ安心感で泣いてしまいそうな勢いでした
応援して下さる方がいらっしゃる限り
前を向きやれることをやるべき
我が家の奥様は看護師として職務を全うしている
私は店で出来ること
子供を守りながらできることをするべきことをする
たどり着いたのは、
”今まで通り店を開け、足を運んで下さる方々に寛いでいただき
当店の服の素材感を楽しんでいただく
子供たちにも楽しんでいただける場所で
ビールも飲めるちょっと変わった洋服屋であること”
正直なところ、まだ存在意義を発揮できているとは言い難い状態ですが
お気軽に足を運んでいただきたいし
足を運びたくなる場所になるのが当面の目標です
そんな疑心暗鬼な地震後の営業再開初日には
我が家の子供たちとともに
近所の「ニキパン」さんのお子様たちもキッズスペースで遊んでくれて
とても賑やかで私も癒された中
”奥様の実家がご近所”というお客様が
初めて足を運んでくださいました
このような状況下ではございますが
Tシャツをお探しのところ、吊編みの素材感を感じていただき
お買いものまでして頂けたこと
”感謝”でございます
お話を続ければ、店主と小学校・中学校が同じという話
このような嬉しい出会い・繋がりにも”感謝”でございます
また本日、メールにて商品のお問合せがございました
当店の前を車で通りかかった時に見かけた商品のお問合せとのこと
ご返答メールをさせて頂いたところ
さらに返信にて
「大変な時ですが、そちらのショップが開いているのを見て、なんだか嬉しくなりました」と
あまり目立たない小さなショップが開いていることに喜んでいただけた
それも存在意義でしょうか
ちょっと泣きそうになりました
店をやっていてよかった、開けてて良かったと
思えた出来事でした
まだまだ余震も続き油断はできませんが
皆様もお体に気を付けて
楽しいこと・嬉しいことを見つけながら
熊本を元気にしていきましょう
さて、ここからは持論となりますがご了承ください
さまざまな団体・著名人・有名人・個々人様から
義捐金や募金活動などが行われています
銀座の熊本物産館では連日たくさんの人出とのこと
もちろん大変有り難いことです
しかし、熊本の経済を回すのは他でもない熊本在住の私たちです
熊本に根を張っている事業者もALL熊本のメンバーの仲間
このまま消費が停滞してしまえば閉店などマイナスの連鎖が起こることもあります
私も1人の事業者なので自己保身と思われてしまうかもしれませんが
敢えて言わせていただけるならば
「是非、熊本の事業者のお店をご利用いただきますようお願いいたします」
そのことで間違いなく熊本が元気になる速度は上がるはずです
そう信じております
不必要かもしれない私の持論も入ってしまい
締りが悪くなりましたが地震関連で日記として記させていただきます
落ち着きましたら当店のハートランドビールで乾杯でもいかがでしょうか
皆様のご来店を心よりお待ちしております
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