turiami(吊り編み)


「 吊り編み」とは

吊り編み機1明治時代から大正時代にかけて使われていた吊り編み機という丸編みの機械によって編まれた生地。

吊り編み機は1台で1時間に1メートル程しか生地を編むことができないため、大量生産の波の中で生地を編む速度が早く生産効率が10倍~30倍のシンカー編み機に移行。現在では吊り編み機は和歌山県のごく一部の工場のみで稼働している。機械の台数にして300台ほどとのこと。

通常、シンカー編み機を含めた現代織機は出来上がった生地を巻き取っていく。それにより生地に余計なテンションが掛かるためストレスが掛かる。それに対し吊り編み機で編みあがった生地は巻き取られず受け皿に貯められる。だから余計なテンションが掛からずストレスをうけない。

その吊り編み機により、ゆっくり空気を含ませながら編まれた生地は柔らかく丈夫なものが出来上がる。

1960年代以前に吊り編み機により作られたスウェットシャツはヴィンテージアイテムとして時代を超えて愛されている。それは長年の使用にもへこたれずに着続けることができることに他ならない.

その吊り編みの生地の柔らかさ・気持ち良さ・丈夫さを皆様に感じていただきたい

そして永く愛用していただけるアイテムをお届けします

 

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